震災火災から命を守ってくれる樹木の見分け方

いつ来るかわからない大震災。

東京直下型地震や南海トラフ地震などは、いつ来てもおかしくないとよく言われています。

大震災時に必ず発生する火災。その日の手から守ってくれるのは人工の壁より樹木による防火壁なのです。

過去の例は 『震災時に火から守ってくれた木々』をご覧ください。

 

どんな条件の樹木が火から守ってくれるのかを知っておくことで、

有事のさいにどこに逃げ込めばいいのか、今のうちに探しておくことも大事かもしれません。

 

1.防火壁として機能する樹木の条件

緑の公園 樹木 芝

必要な条件はこの3つ

  • ある程度の高さ
  • しっかりとした樹形・密集度合い
  • 樹種(水分を多く含む樹木)
  • 樹木の健康具合

 

まず必要な条件は高さ

ある程度の高さがないと、上から火の粉が降り注いできます。

どのくらいの高さの木が必要なのか?

例えば、2階建ての家が密集している地域では、2階部分が6m前後の高さ。そこを燃やしながら進むと予想されています。

そのため6m以上の高木が並んで立っているような場所が必要です

 

つぎに見るのは樹形や密集具合

火を防ぐ効果があるのは幹ではなく茂った枝葉部分です。

そのため、いくら高くても葉がわずかしかないほど剪定された木では効果はありません。

そう聞くと、バツバツに剪定された都会の街路樹は防火壁としては意味をなさないのかもしれません。

 

また、逆に上だけに葉が茂っている場合では、下から火が入ってきます。

高木の他に、中木や低木が高木の下に植栽してあるなど、まさに緑の壁ができていないといけません。

こうみると、意外と条件がキビシイ。。

 

 

2.防火壁樹木に重要なポイント、木に含まれる水の量

消防車 イメージ 模型

火を消すのに必ず必要な

火事さいに出動する、大型の水槽付消防車が運ぶ水の量がだいたい2トンだそうです。

 

では、毎日水を吸いげて蒸散として放出している樹木の水の量はいくらなのでしょうか。

樹木は重さのだいたい60〜80%が水分です。

木が大きくなればなるほど、そこに含まれる水に量も増えていきます。

 

樹高が20mで幹周りが2mの自然樹形のイチョウが単純計算で重さ10トンくらい

そのうち60%が水分だとすると、含まれる水の量は6トン

 

では蒸散で空気中にどのくらいの水を日々撒きちらしているのでしょうか。

蒸散とは、直射日光で上がった葉の温度を下げようとする樹木の反応です。

火が燃え移りそうになった際も、同じように蒸散をして温度を下げようとするでしょう。

木の内部に蓄えられている水のうちに半分を蒸散で使ったとしても、3トン!!

消防車1台より多い!!

 

とはいえ、20m級のイチョウなんて都内ではあんまりみかけません。

街路樹で10mくらいなので水の量が1.5トンくらいとしても、消防車より少し少ないくらいはあるんですね。

そんな木が何十本も立ち並んで壁を作っているところを想像するだけでも頼もしいですね。

 

3.木の元気度

木の葉 アップ ハナミズキ

木は元気がなくなると、根から水をたくさん吸えなくなります。

病気になるとご飯が食べられない私達と一緒です。

元気がない木は頭の上まで水をあげられなくなるので、枝先が枯れている場合が多いです。

そんな状態だと火の襲撃に対抗するだけの水を持っていないかもしれません。

 

水をしっかり吸い上げるには、十分にはった健康な根が必要です。

この根が木の健康状態を左右します。

十分に根をはるスペースのある、広い公園の木などは一番頼りになる存在なのかもしれません。

家の近くの緑の防火壁をみつけておこう

以上の条件のあう場所が家のまわりにありますか。

神社やお寺、大きな緑地や公園が条件を満たしている場合が多いです。

近所を散歩するさいに確認しておいてください。

 

また、自分の家を火の手から守るために緑の防火壁を準備することも1つの手です。

 

それに加えて、普段から身近な樹木の健康状態をに気を配っておく事もいざという時に役に立つのかもしれません。

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