私のへっぽこ植木屋日記〜大失敗の垣根作り〜

へっぽこ造園屋、こまです。

まだまだ入りたての時のお仕事の話しです。

植木屋のお仕事は木を切るだけではなく、垣根作りなど庭に関することなら何でもやります。

その日も、隣との境に竹を使った四つ目垣を設置する作業に先輩と2人行きました。

へっぽこ新人&造園知識ゼロの私は完全に戦力外。「おおー、垣根なんてどうやって作るんだろ、わくわく」なんて思ってました。今の私なら、こんなチャランポランな部下はブン殴ります。

そんな私をあてがわれた不幸な職人2年生の先輩マサさん。彼にとっては、全て自分がやらなければいけないという責任がその肩にのっていました。

四ツ目垣作り

これが四ツ目垣。

この四ツ目垣には表裏があって、正面からみる方がもちろん表。

表は間柱(写真中央左にある丸太の柱)の前に竹が組まれます

なんでもそうなんでしょうけど、造園でも人の目線を意識して配置して行きます。

植える木も表裏があるように、四ツ目垣にもしっかり表があります。

さて、現場を任された先輩マキさんは若干緊張した面持ちで柱の位置出し。

私も手元として(気楽に)タケを使う寸法で切ったりしていました。

マキさんの段取りのもと、順調に仕事も進み、あとはシュロ縄でタケを結ぶだけというところまできた時。

親方がぷら〜〜っと様子を見に来ました。

親方からのダメ出し

私達が作り、そろそろ完成を迎えようとしている四ツ目垣をみて一言。

「裏表が逆じゃねえか!!!」

私「エッ!??!?!?!?!?!?!?!??!」

マキさん「あッ!!!!!!!!!!!!」

アウトローな親方の怒り大爆発です。

そして次の瞬間、

イラスト 四ツ目垣を破壊する親方

完成間近(裏表逆だけど)の四ツ目垣にみごとな一撃!!

その後も、初歩的でやってはいけないミスをした弟子(マキさん)に怒りが収まらない親方は

完成間近だった四ツ目垣をアクロバティックな動きで破壊して行きました

全てを破壊しつくした親方は

「ちゃんとやれよ。」と言って去って行きました。

全てがふりだしに戻ったあとには、

さみしそうな先輩の後ろ姿タケの残骸が残っていました。

イラスト 垣根作り 

その後、また2時間かけて四ツ目垣を完成させました。

裏表って大切なんですよ、本当に。

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